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  • 経歴・実績

  • 教員活動情報

  • 水野 雅史

    名前（フリガナ）
    ミズノ マサシ（MIZUNO Masashi）
    職階
    教授
    所属学部・学科
    健康科学部 健康栄養学科
    研究分野
    食品衛生学、食品化学
    研究テーマ
    高分子多糖類による腸管免疫活性化機構、高分子多糖によるⅠ型アレルギー抑制機構の解明
    取得学位
    学術博士（神戸大学）
    所属学会
    日本農芸化学会、日本食品科学工学会、日本応用糖質学会、日本食品免疫学会、日本フードファクター学会

    主な研究業績

    著書

    年月 書名
    2021 水野雅史、第9章　食品の免疫調節作用とメカニズム，9-15，食品成分の体内動態とバイオアベイラビリティ，食品免疫学事典，日本食品免疫学会[編集]，428-429.
    2018 水野雅史、坂根　巌、第11章　生体機能を高める乳酸菌・ビフィズス菌の研究開発と応用展開　第3節　Enterococcus faecalis IC-1によるⅠ型アレルギー抑制効果、腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発、技術情報協会、東京、398-403.
    2018 水野雅史、湊健一郎、第11章　βグルカン受容体を介した抗炎症効果、βグルカンの基礎研究と応用・利用の動向、大野尚仁監修、シーエムシー出版、東京、96-102.
    2010 西谷洋輔、水野雅史、プロバイオティクスの炎症性腸疾患抑制作用、免疫機能性食品の基礎と応用、上野川修一監修、シーエムシー出版、東京、134-144、2010.

    原著論文

    年月 論文名
    2023.2 Minato, K., Oura, K. and Mizuno, M., The inhibitory effect of oral administration of lentinan on DSS-induced inflammation is exerted by the migration of T cells activated in the ileum to the colon. Eur. J. Pharmacol., 175631. https://doi.org/10.1016/j.ejphar.2023.175631
    2022.10 2022年10月 Mizuno, M., Fujioka, A., Bitani, S., Minato, K. and Sakakibara, H., Anti-allergic activity of fucoidan can be enhanced by coexistence with quercetin. Int. J. Mol. Sci., 23, 12163. https://doi.org/10.3390/ijms232012163
    2022.6 Enokida, M., Minato, K., Yoshino, S., Ohto, N., Kuwahara, H. and Mizuno, M., Oral administration of Lactiplantibacillus plantarum 22A-3 exerts anti-allergic activity against intestinal food allergy mouse models sensitized and challenged with ovalbumin. Food Biosci., 47, 101785.
    2021.11 Shimizu, H., Kuse, M., Minato, K. and Mizuno, M., Anti-allergic property of 4,8-sphingadienine stereoisomers in vivo and in vitro model. Biochem. Biophys. Res. Commun., 577, 32-37.
    2021.9 Mizuno, M., Ohto, N. and Kuwahara, H., Lactiplantibacillus plantarum 22A-3 isolated from pickle suppresses ovalbumin-induced food allergy in BALB/c mice and 2,4-dinitrochlorobenzene-induced atopic dermatitis in NC/Nga mice. J. Biosci. Bioeng., 132(3), 271-278.
    2021.7 Lamubol, J., Ohto, N., Kuwahara, H. and Mizuno, M., Lactiplantibacillus plantarum 22A-3-induced TGF-β1 secretion from intestinal epithelial cells stimulated CD103+DC and Foxp3+Treg differentiation and amelioration of colitis in mice. Food Funct., 12, 8044-8055.
    2020.2 Mizuno, M., Sakaguchi, K. and Sakane, I., Oral administration of fucoidan can exert anti-allergic activity after allergen sensitization by enhancement of galectin-9 secretion in blood. Biomolecules, 10(2), 258. https://doi.org/10.3390/biom10020258.
    2019.2 Minato, K., Laan, L.C., van Die, I. and Mizuno, M., Pleurotus citrinopileatus polysaccharide stimulates anti-inflammatory properties during monocyte-to-macrophage differentiation, Int. J. Biol. Macromol., 122, 705-712.
    2018.1 Sakaguchi, K., Shirai, Y., Itoh, T. and Mizuno, M., Lentinan exerts its anti-inflammatory activity by suppressing TNFR1 transfer to the surface of intestinal epithelial cells through Dectin-1 in an in vitro and mice model, Immunome Res., 14, 165. DOI: 10.4172/1745-7580.1000165
    2008.9 Tanoue, T., Nishitani, Y., Kanazawa, K., Hashimoto, T. and Mizuno, M., In vitro model to estimate gut inflammation using co-cultured Caco-2 and RAW264.7 cells. Biochem. Biophys. Res. Commun., 374(3), 565-569, 2008.

    その他の業績

    受賞歴

    年月 内容
    2021.11 兵庫県科学賞
    2021.8 日本食品科学工学会学会賞
    2015.10 生物工学技術賞
    2009.7 森喜作賞
    2001.8 日本食品科学工学会奨励賞

    業績

    年月 内容
    2023 日本食品科学工学会代議員
    2023 日本農芸化学会関西支部参与

    職歴

    機関名・職名・役職名 就任年月 退任年月
    神戸大学・大学院自然科学研究科・助手 1989.06 1990.08
    神戸大学・農学部・助手 1990.09 2005.09
    カリフォルニア大学バークレー校客員研究員 1993.03 1995.02
    神戸大学・大学院自然科学研究科・助教授 2005.10 2013.03
    神戸大学・農学部・助教授 2003.04 2005.03
    神戸大学・農学部・教授 2005.04 2015.03
    神戸大学・大学院農学研究科・教授 2007.04 2023.03
    神戸大学・自然科学系先端融合研究環教授（兼務） 2007.04 2023.03
    神戸大学・大学院医学研究科（兼務） 2010.04 2023.03
    神戸大学・大学院農学研究科・副研究科長 2017.04 2018.03
    大阪青山大学・健康科学部・教授 2023.04 現在に至る

  • 水野 雅史

    健康科学部　健康栄養学科

     

    研究テーマキーワード
    食品中成分によるアレルギーおよび炎症性著疾患抑制機構の解明高分子多糖、Ⅰ型アレルギー、キノコ、コンブ、フコイダン、レンチナン

     

    これまでこんな活動をしてきました

    ・担子菌由来多糖の免疫応答系細胞活性に関する研究

    ・シイタケに含まれる高分子多糖であるレンチナンの腸管上皮細胞を介した免疫細胞活性化機構および抗炎症作用の作用機序に関する研究

    ・乳酸菌による腸管免疫を介したアレルギー抑制機構および抗炎症に関する研究

    ・褐藻類中に含まれるフコイダンによるアレルギー抑制機構に関する研究

    ・パイナップル中に含まれるグルコシルセラミドによる皮膚改善効果に関する研究

    ・ポリフェノール類の組み合わせによる抗アレルギー効果への影響

    ・食用ノリに含まれる多糖成分によるアレルギー抑制機構の解明

    いまこんなことを研究しています

    藻類(コンブやノリ)に含まれている多糖類による腸管上皮細胞を介したⅠ型アレルギー抑制効果

    研究はこんな形で社会に関わってます

    国民の3人に1人が何らかのアレルギーを持つといわれている現代において、我々が日常接種している食べ物中にアレルギーを抑制する成分が含まれていることを明らかにすることで、日々の生活でのアレルギー発症抑制が期待できる。

    こんなテーマで講演します

    ・食品成分によるアレルギー抑制

    ・貯蔵条件による免疫賦活物質含量減少とその原因

    ・食べ合わせによる生理活性相乗効果

    みなさんへメッセージ

    食物アレルギーは、アレルゲンを含む食品を摂取することで発症しますが、逆にアレルギー発症を抑制する可能性のある食品も存在することを知ることで、食生活の改善と健康維持に寄与できる研究へとつながっていきます。