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経歴・実績
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教員活動情報
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石井 敦子
- 名前(フリガナ)
- イシイ アツコ(ISHII Atsuko)
- 職階
- 教授
- 所属学部・学科
- 看護学部 看護学科
- 研究分野
- 公衆衛生看護学、在宅看護学、政策科学
- 研究テーマ
- 保健医療政策に関する研究、地域づくりに関する研究、自己決定・意思決定の支援に関する研究
- 取得学位
- 博士(政策科学:同志社大学大学院 総合政策科学研究科 公共政策コース)
- 所属学会
- 日本保健医療社会学会、日本健康福祉政策学会、日本公衆衛生学会、日本公衆衛生看護学会、日本地域看護学会、日本難病看護学会、自治体学会、文化と地域デザイン学会
主な研究業績
著書
年月 書名 2025. 3.15 文化 × 地域 × デザインが社会を元気にする,文眞堂 2024. 4.30 健康政策としての市場構築 - 自己選択に基づく “健康づくり” への新たな支援のかたち,博論社 2023. 3.1 マンガで考える在宅医療の選択 家族の生活は、どうなる?,健康と良い友だち社 2016. 3.21 総合政策科学の過去・現在・未来,晃洋書房 原著論文
年月 論文名 2022. 8 個別支援会議録の内容分析からみる地域の精神保健福祉に関わる支援課題,日本地域看護学雑誌 25 巻 2 号 PP.32 ー 39 2015. 8 在宅医療における Quality of Deathの障壁 ー 事例からの省察 ー,仏教看護・ビハーラ 10 周年記念号 pp.209 - 220 2011. 3 民間主導型の健康政策 ー ボウルダーの LOHAS 運動に学ぶ ー,同志社政策科学研究第 12 巻第 2 号 pp.167 - 181 2010. 8 中高年者における歩行運動が心血管危険因子および動脈スティフネスに及ぼす影響,日本臨床生理学会雑誌第 40 巻第 4 号 pp.185 - 192 学会発表
年月 学会名、テーマ 2023. 3 Using Manga to Educate Families and Nurses in Advanced Care Planning,26th East Asian Forum of Nursing Scholars: EAFONS (Tokyo) 2023. 1 Using Manga to Educate Elder Families’Resilience by Advanced Planning for End-of-Life Care at Home,IICE / IAFOR Forum, Hawaii Convention Center, (Honolulu) 2020. 10 地域診断における市町村人口を基にした比較基準の確立:e - Stat を活用した疫学的検討,第 79 回日本公衆衛生学会総会 2020(京都市) 研究業績
年月 内容 2023. 4 〜 2024. 3 公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 助成事業
市民講座「人生を考える在宅医療講座~高齢期に起きる出来事への対応」2023. 4 〜 2024. 3 公益財団法人フランスベッド・ホームケア財団 令和 5 年度研究事業活動助成金
非がん在宅療養者を支える緩和ケアネットワーク2018. 4 〜 2022. 3 日本学術振興会科学研究費助成事業 学術研究助成基金助成金 基盤研究 C 18K10581
在宅療養の意思決定支援ツール開発 - マンガやイメージの活用と評価 -
Development and evaluation of an image-based decision aid for long-term care at home2018. 4 〜 2019. 2 公益財団法人 笹川記念保健協力財団 2018 年度ホスピス緩和ケアに関する研究助成
在宅終末期の意思決定支援ツール開発に関する研究2015. 4 〜 2018. 3 日本学術振興会科学研究費助成事業 学術研究助成基金助成金 基盤研究 C 15K11894
ヘルスプロモーションにおける市場環境整備の日米比較研究その他の業績
講座・講演
年月 内容 2019. 9 〜 現在に至る 和歌山県看護協会 中堅期保健師コンサルテーション研修講師 2021. 4 〜 現在に至る 千里金蘭大学大学院 非常勤講師 2025. 3 大阪介護支援専門員協会 池田・豊能・能勢支部 法定外研修講師 2025. 2 令和 6 年度和歌山県市町村保健師活動報告会講師 2025. 2 伏尾台地区福祉委員会主催講習会講師 2024. 10 コミュニティひばり福祉部会主催講演会 講演 2024. 5 NPO 法人 JPPaC 主催 患者中心の医療を学ぶ会 講演 委員・プロジェクトメンバー
年月 内容 2017. 10 〜 2020. 3 和歌山地方労働審議会委員 2010. 4 〜 2012. 3 すさみ町高齢者地域見守りネットワーク推進委員会委員 2006. 4 〜 2010. 3 和歌山県スポーツ医科学委員会委員 メディア掲載・出演
年月 内容 2014. 7 〜 現在に至る わかやま新報に毎月 1 回、コラム記事「女の視点・論点」掲載 2024. 2.25 毎日新聞(全国版)に科研費「在宅療養の意思決定支援ツール開発 - マンガやイメージの活用と評価 -」の研究成果掲載 受賞歴
年月 内容 2018. 12 和歌山県立医科大学 特別優良教員理事長表彰 2011. 11 日本臨床生理学会優秀論文賞
論文「中高年者における歩行運動が心血管危険因子および動脈スティフネスに及ぼす影響」2008. 12 第 4 回政策研究交流大会 大学コンソーシアム京都理事長賞
研究課題「健康日本21 における官民協働の実態と課題」2007. 12 第 3 回政策研究交流大会 京都市長賞受賞
研究課題「健康日本21 における目標達成のための民間企業との協働に関する研究」2007. 11 第 2 回京都府政への提案 政策のタマゴ事業 優秀賞受賞
研究課題「健康づくりサポーターバンク事業」社会貢献活動
年月 内容 2025. 1 〜 現在に至る 特定非営利活動法人サイエンス & アートを設立し、地域の保健医療に携わる看護職・介護職に対する研修活動、地域住民を対象にした普及啓発活動に取り組む その他
年月 内容 2018. 4 〜 現在に至る 【研究指導】
独立行政法人労働者健康安全機構 和歌山労災病院看護研究指導2016. 4 〜 2020. 3 【研究指導】
有田市立病院看護研究指導職歴
機関名・職名・役職名 就任年月 退任年月 和歌山県立医科大学 保健看護学部 助手 2005. 4 2007. 3 和歌山県立医科大学 保健看護学部 助教 2007. 4 2013. 3 和歌山県立医科大学 保健看護学部 講師 2013. 4 2020. 3 千里金蘭大学 看護学部 講師 2020. 4 2021. 3 京都看護大学大学院 准教授 2021. 4 2025. 3 大阪青山大学 看護学部 看護学科 教授 2025. 4 現在に至る -
石井 敦子
研究テーマ キーワード 保健医療政策に関する研究 健康政策、在宅医療政策、地域づくり、自己決定、意思決定 これまでこんな研究をしてきました
保健医療政策の中でも、特に健康政策に焦点をあて、健康づくりの自己決定・選択を支援する社会環境整備について、医療制度の異なる日米比較をベースに日本の健康政策のあり方について研究してきました。
いまこんなことを研究しています
在宅医療の体制整備が政策的に進められる中、生活の場で、医療的な選択や、本人や家族の QOL(Quality of Life)・QOD(Quality of Death)にかかわる意思決定が求められる時代です。それらの意思決定をいかに支援し、疾病・障がいの有無にかかわらず、誰もが自分らしく生きることができるような社会の仕組みや地域づくりについて研究しています。
研究はこんな形で社会に関わっています
私たちの健康は、人と人とのつながりや取り巻く社会の仕組みなど、様々な事柄によって決定づけられます。人々の健康にかかわる社会の課題発見・課題解決型の研究は社会をより豊かにします。さらに、自己決定できる社会の構築は新たな地域文化や価値の創造につながります。
こんなテーマで講演します
・こころとからだの健康づくり
・社会の健康と保健師の仕事
・知っておきたい保健医療制度のしくみ
・在宅医療におけるアドバンス・ケア・プランニング
・在宅療養高齢者と家族の QOL を高める意思決定支援
・QOD の向上につなげる緩和ケアみなさんへのメッセージ
看護職の中でも「保健師」は、地域で個人や家族にかかわりながら、その背景にある社会の問題を考え、その原因の根本的な解決を図っていく職種です。言ってみれば「社会を看護する」仕事なのです。地域の人々の健康や暮らしを守るため、必要な社会資源を開発したり、制度を作ったりするプロセスには、研究の力が大いに役立ちます。しかも、その研究や実践が、個人だけでなく、地域のたくさんの人々の幸せや、豊かな未来につながるものになるなら、とても素敵なことだと思いませんか。そんな地域をデザインする面白さを一緒に学んでいきましょう。