共通教育
大学での学びをトータルに支える
共通教育部は、基礎教育、教養教育といった大学全体の学びを下支えする部門を担当する組織です。リテラシー サポート センターとの連携も行いながら、学生一人ひとりの専門的な学びへの導入とその深化を後押しするため、基礎力強化プログラムや学科横断科目の開発なども手掛けています。
共通教育部の役割
大阪青山大学は、国宝『土左日記』を所蔵しています。これは「学生には本物に触れる教育をしたい」という、創設者 塩川 利員の思いが実現したものです。
専門的な職業人を育成する大学に入学された学生には「日本の伝統と文化に基づいた感性・知性・倫理性及び創造性を備えた豊かな教養人」(学則 1 条)となり、専門知識を学び、広く社会で活躍してほしいと願っています。
そのために共通教育部では、人づくりにかかわる基礎的な教育や教養、専門性をより豊かにする本学流の教育(伝統文化を主軸にした基礎教育・教養教育など)を推進しています。
また、学科、リテラシーサポートセンターとの連携を行いながら、学生一人ひとりの専門的な学びへの導入とその進化を後押しするため、基礎力強化プログラムや学科横断科目の開発などを手掛けています。
共通教育部開講科目の紹介
大阪青山大学の人づくりの主軸となっている伝統と文化の科目を中心に、各学科に合わせた授業内容を取り入れたり、日本語・英語・情報教育といった科目と連携をとった授業を行う工夫をしています。
以下、授業の一部を紹介します。
伝統と文化
伝統文化に学ぶ / 伝統文化の世界
大阪青山大学の「建学の精神」として重視する「わが国の文化と伝統に基づいた感性、知性、倫理性及び創造性を備える」ことを目的とした授業で、日本の伝統文化を多面的に学びます。『伝統文化に学ぶ』では、書道、落語、俳句などの特別講師をお招きしたり、また、附属博物館に行って国宝や重要文化財などの美術品について実地に学びます。
上方まなび学
1 年次の必修科目「伝統文化の世界」の姉妹編。本学の建学の精神「わが国の伝統と文化」を体感する授業です。長く日本の政治・文化の中心であった、ここ「上方(かみがた)」(京都・大阪)の伝統文化や芸能について深く学びます。落語家を招いて上方落語に触れ、実地に上方芸能(歌舞伎など)を見学に行きます。
コミュニケーション
日本語 I
日本語の「読む、書く、聴く、話す」活動の実践を中心に、日本語の運用能力を高めることをめざす授業です。グループ別にローテーション(4 回ずつ)を組み、3 人の教員の持ち味を生かした内容(新聞記事から探る漢字、ことばあて・図形あてペアワーク、名前・季節・他者を感じるなど)で、日本語の奥深さと楽しさを共有しながら学びます。
基礎英語 I・II / 英語 I・II
世界の多様な文化や最新の科学技術などさまざまなトピックの文章を通して、現代社会を理解し国際的な視野を広げていきます。基礎的・基本的な英語の総合的運用能力を育成しながら、将来専門的な学修をするうえで必要な実践的な英語力の素地を身につけます。
情報教育
情報処理
基本的な情報システムの利活用を学ぶ科目です。大阪青山教育情報ネットワーク(OAENS)と Microsoft365 について知るとともに、情報セキュリティと電子メールを含めた文書処理(ワードプロセッシング)を取り上げます。【健康栄養学科・子ども教育学科】
情報リテラシー I・II
I では、科目「情報処理」の後を受けて、プレゼンテーションツールや表計算など、基本的ツールによる情報利活用の効果的な方法を学びます。
II では、統計解析を取り上げます。データの単なる集まりから、コンテンツの重要な要素となる意味のある分析結果を、コンピュータを利用して引き出す方法の基礎を学びます。【健康栄養学科・子ども教育学科】
体育
体育実技
生涯スポーツに繋げることを目的とし、体育嫌いを無くすべく展開している授業です。
ニュースポーツを取り入れて、社会的スキル、自己開示スキル、新しいスポーツを楽しむための運動スキルの習得、またバスケット、バレー、卓球、バドミントンなどのそれぞれの競技特性を理解し健康維持増進を図っています。【健康栄養学科・看護学科】
子ども教育学科の体育実技に関しては、自分自身の体力の現状を知るとともに、小学校学指導要領、幼稚園教育要領、保育所保育指針の内容に沿って実技を進めています。