OAU Talk! 子ども教育学科

テーマについて語る「教育と福祉の連携」

子どもの未来を創る仕事です。
大阪青山大学の学生は「優しい先生になりたい」とか「先生になって子どもたちをかわいがってあげたい」という想いが強いんです。それは自分が子どもだった頃、そうしてもらった記憶があるから。そうやって幸せのバトンをつないでいこうとする学生の皆さんを、私たちが全力でサポートします。
子ども教育学部 学部長
戸松 玲子 教授
小学校の先生をめざしています !
憧れの小学校の先生になるため、教員採用試験に向けての勉強を頑張っていますが、大阪青山大学はクラス担任制で手厚いサポートが受けられるため質問もしやすく、安心して勉強に取り組むことができています。将来は子どもたちと一緒に成長していける先生になることが目標です。
子ども教育学科 2 年次
明賀 美空
保育士をめざしています !
大阪青山大学は良い意味で先生と学生の距離が近く、なんでも相談できます。そんな環境だからこそ、ひとり暮らしの私でもすぐに馴染み、勉強に集中することができていると感じています。保育士になるために必要なピアノの演奏も全くの未経験でしたが、少しずつ成長を実感している毎日です。
子ども教育学科 2 年次
塩見 聡子

大阪青山大学を選んだ理由

明賀:環境が良くて景色が綺麗なところと、クラス担任制なので質問しやすかったり、友達ができやすそうかなと思って選びました。他大学ではなかなかクラス担任制がなかったり、大阪青山大学ほど景色も良くなかったので(笑)景色サイコー!
塩見:私はオープンキャンパスが大きかったです。そのときはまだ他校と迷っていたんですけど、オープンキャンパスの雰囲気や、そこでの先輩方と先生との距離感がすごくいいなと感じたことが決め手になりました。
戸松:クラス担任制という制度やオープンキャンパスの雰囲気に惹かれて大阪青山大学に入学する人って実は多いんですよ。では今まで受けた中で印象深かった授業は何ですか?
明賀:「教育相談」です。不登校やいじめで困っている子どもにどう対応していくのか、カウンセリングのロールプレイングがとてもためになりました。
塩見:0 歳児や 1 歳児の発達を学べる「乳児保育」の授業が、保育士をめざしている自分としては、とても興味があります。
戸松:「教育相談」も「乳児保育」も、教育や保育という授業名ですが、実は福祉の要素って大きいんです。不登校やいじめだと福祉心理との関わりがありますし、乳児だと養護の面から福祉的な配慮が必要になります。そのため大阪青山大学では『教育と福祉』という視点を授業に取り入れているんです。他にこの大学に来て、良かったと思うことってありますか?

塩見:保育所でアルバイトをしているのですが、実は大阪青山大学から紹介してもらったところなんです。大学は、学生の希望に合わせて、さまざまな子どもと関われる場につなげてくれます。
明賀:私は小学校の先生になりたいと思っているのですが、実習で幼稚園や特別支援学校にも行きました。現場での具体的な対応や、先生方のきめ細かな配慮といった、これまで知らなかったことを知ることができたのは大きかったです。
戸松:大阪青山大学では小学校の先生をめざしている人も、保育所や特別支援学校で実習をするので、自分がめざしているのとは違う世界を見ることができ、教育と福祉のつながりを実感をもって学ぶことができるんです。

教育と福祉の連携

塩見:教育と福祉は、どちらか一方ではなく、その両方があるからこそ成り立つものだということを戸松先生の授業で学びました。例えば特定妊婦(出産前に特に支援が必要とされる妊婦)の中には、支援制度の存在を知らない人もいるので、学校教育として伝えていく必要がありますが、虐待などでそもそも教育を受けられない人もいる。そのようなケースでは、そのための福祉が必要になってきますし …。
戸松:そうなんです。今後ますます教育と福祉、それに家庭の連携が重要になってきます。ただ学校の先生がそれをひとりで抱え込む必要はなく、連携するためにはこういう機関があるとか、このケースはここにつなげようと判断できるようになることが大切。だから大阪青山大学では、社会福祉や社会的養護といったカリキュラムを必修に定めているんです。

将来に向けて

明賀:子どもたちの意見をしっかり聞ける先生になりたいですし、意見を言ってもらえるような関係性をつくれるよう、広い視野をもって関わっていきたいです。
塩見:子どもの考え・意見をちゃんと受け止めて「この先生は私の気持ちをわかってくれる」と信頼される先生になりたいです。そのためにはいろいろな角度から物事をとらえていきたいと思っています。
戸松:こども家庭庁が「こどもまんなか社会」ということを提言しているんですが、まさに二人が言ってくれたことなんですね。子どもの意見を中心に社会を創っていきましょう、ということがいま動き出していて、その学びがきちんと彼女たちに浸透しているというのは非常に嬉しいですね。

[年次は取材時]