「子ども教育学科」学生の研究が助成対象に。教育現場での活用も決定。

子ども教育学科の学生による卒業研究課題が、公益財団法人 中山隼雄科学技術文化財団の 2018 年度助成研究に採択され、助成を受けることとなりました。

教材「トンボの大冒険」

開発意図

これは、子ども教育学科の 7 期生 門脇 雄太 さんが 2017 年度の卒業研究で「プログラミング教育の新教材」として開発し、8 期生 村里 龍一 さんが 2018 年度に「プログラミング教育の実践的研究」として改良を行ったもので、プログラミング教育のねらいのいくつかを達成し、子どもにとって有意義な教育活動を可能とすることを意図しています。

多くの可能性を含む教材

二人が開発・研究を行ったのは「トンボの大冒険」というカードゲーム教材です。
複数で活動するゲーム型教材の特性上、コミュニケーション活動が必須です。
また、ゲームを進める上では、理論的な思考も必然的に行われます。
カードの意味を踏まえ、戦略を考案し、協力して活動する中で、プログラミングの基礎となる能力と「主体的・対話的な深い学び」が可能になることが明確になりました。

トンボの大冒険トンボの大冒険
教育現場での実践の様子

プログラミング教育との関係

文部科学省の定義する【プログラミング的思考】とは、「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要であり、一つひとつの動きに対応した記号をどのように組み合わせたらいいのか、記号の組み合わせをどのように改善していけばより意図した活動に近づくのか、ということを理論的に考えていく力」」。しかし、子どもたちにこのようなプログラミング教育を実施するために必要な ICT 機器を使った指導内容・方法が不十分なのが現状です。
「トンボの大冒険」は、上記のプログラミング的思考養成の要素を全て含んでおり、不十分なのは ICT 機器を使っていないという点だけです。

効果検証における大きな反響

2017 年度・2018 年度に二人は、多くの学校・園を訪れ 100 名を超える子どもたちに「トンボの大冒険」を利用してもらい効果検証を行いました。
その結果、小学校と幼稚園、一校一園が本教材の導入を決定、複数の小学校と、教育委員会が導入を検討する運びとなりました。

  • 実施予定学校園
    学校法人北恩加島学園 北恩加島幼稚園
    大阪教育大学附属平野小学校
    大阪市立宝栄小学校
  • 校内研修での利用
    川西市立清和台南小学校
  • 実施検討学校園
    大阪市の公立小学校(複数)
    守口市の公立小学校

トンボの大冒険
教育現場での実践の様子

今後の実施計画

研究助成(公益財団法人中山隼雄化学技術文化財団助成研究)の計画

年月日 内容
2019.3.1. 研究協力団体の募集(最大 20 団体)
2019.4.1. 研究協力団体の募集(10 団体)へのゲームと説明書の送付、web 上での補足説明の公開
2019.6.30. ゲーム実施後のアンケートの回収(プレーヤーの変容、ゲームの内容の課題分析)
2019.7.1. 8.31. ゲームの改良と協力団体(10 団体)への配布
2019.10.31. 2 回目のアンケート回収
2019.11.1. 〜 12.31. アンケートの回収(プレーヤーの変容、ゲームの内容の課題分析)
2020.1.1. 〜 1.31. 検証結果の考察とゲーム公開の準備
2020.2.1. 〜 2.28. ゲームと説明書の web 上での公開

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