1月16日(木)のお昼休みに210教室で、教養ミニ講座を行いました。
今回は、昨年の第7回アジアジュニア選手権大会で、輝かしい成績を納めた別當 響さん(子ども教育学科1年次生)を講師に「武術を通して学んだこと」を語っていただきました。
「武術太極拳って知っていますか?」演舞の鑑賞後、参加者への問いかけから講演が再開しました。
武術太極拳は日本だけでも競技人口が10万人いるそうです!多くの人が競技している武術なのですが、初めて知ったという人にも分かるように説明をしてくれました。
「武術太極拳は相手と拳を交えるのではなく、魅せる競技です」と実際の演武について説明がありました。演武の中には大きな跳躍もあり、たった1kg体重が増減するだけで技のキレが変わってしまうそうです。また髪型や服装も点数に影響があるため、自己管理が大切だ、と語ってくれました。
長拳(ちょうけん)1位、棍術(こんじゅつ)1位、刀術(とうじゅつ)8位という素晴らしい成績を納めた別當さんですが、始めから上手くいった訳ではないことを教えてくれました。 始めは大会に出場してもずっと最下位であったこと、一緒に武術を習っていた仲間が他所へ移り、コーチと1対1で永らく練習を続けたことから、「武術が嫌いだった」とも。 ですが、中学生の頃に現在の所属先に移ったところを転機に、大きく変化していったようです。一緒に武術をする仲間がいること、みんなが上位入賞を果たす仲間だったこと、成長期を迎えたこと。1つ1つ語られるエピソードの中で、「続けること、自信を持って大きな目標を目指すこと」の大切さを教えてくれました。
5歳から武術を続けている別當さんは今後、ジュニアからシニアへ場を移して活躍をされるでしょう。 大学ではカンフー部の代表として、少しでも多くの人に武術の良さを知ってもらいたい、演武だけでなく、部活のみんなとパフォーマーとしても活躍していきたい、と今後についても語られました。
参加された人たちは、大迫力の演武を見て、続けること、自信を持って目標を掲げることの大切さについて、よく学べたことと思います。 別當さん、貴重な講演、ありがとうございました。
今年度の教養ミニ講座はこれで終了となります。 ご協力くださいました方々にお礼を申し上げます。次年度も楽しみにお待ちください。