大阪青山大学では、本学の擁する研究分野や附属博物館の豊富な資料を活かし、多彩なテーマで 各種講座・講演会 を実施しています。
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、昨年度は一度も開講できませんでしたが、およそ 1 年半振りに再開することとなりました。
幼児・小学生とその保護者を対象として開催した「公開講座」に引き続き、7 月 21 日(水)には中高生を対象とした「中高生サマーセミナー」の第一回を実施しました。

「実習講座 〜 看護学科授業体験 〜」

・実施日時:2021 年 7 月 21 日(水)13:30 〜 15:00
・講  師:相澤 里香(大阪青山大学 健康科学部 看護学科 教授)、清岡 美和子(同 助教)
・開催場所:本学箕面キャンパス 5 号館 3F 実習室
・受講者数:9 名(中学生 7 名・高校生 2 名)

中高生サマーセミナーとして「看護学科授業体験講座」を実施しました。
この日のテーマは「体の音を聴いてみよう」。授業指導は、本学で成人看護を担当する相澤 里香、清岡 美和子、岡野 良子の各教員です。
加えて、看護学科の学生 3 名が、サポートにつきました。

看護学科授業体験 看護学科授業体験

プログラムは、看護師をめざして専門知識・技術を身につける看護学科での学びの紹介から始まり、これから行う演習についての説明へと続きました。
演習のはじめに、体の音を聴くための聴診器が、一人ひとつずつ貸し出され、担当教員や学生が個々に使い方を教えて回りました。
聴診器を手にするのは初めての方ばかりでしたが、皆さんすぐにコツを習得できた様子です。
まずは、自分の胸やお腹の音を聴いてもらいました。

看護学科授業体験 看護学科授業体験

健康な人の心音や腸音を聴いた後は、病気などのトラブルを抱えた人の体の音を聴く体験です。
これには、「Physiko」と「Mr.Lung」という二つの演習機器を使いました。
これらはいずれも、看護学科の演習で実際に使われているもので、心肺や胃腸が何かしらの症状を持っている時に発する異音を表現する機能を備えています。
二つのグループに分かれて順に体験してもらいました。

看護学科授業体験 看護学科授業体験

「Physiko」は、年齢・性別・症状や生活習慣まで細かく設定された人形で、患者さんとの対話も含めた看護のやり取りのシミュレーションを行うための教材として使われます。
受講者の皆さんも一人ずつ、患者さんへの声かけから聴音まで、実際の看護で行う一連の流れを体験。一つひとつの手順において、どうしてそれが必要なのかという先生の説明も、しっかり理解しながら取り組んでいる様子でした。

看護学科授業体験 看護学科授業体験

「Mr.Lung」は、主に心肺の状態を聴診するための機械です。
どこに聴診器を当てるとどの器官の音が聴こえてくるかなどをシールで示してあるため、不慣れな人でも比較的簡単に聴き比べができます。
首元など、少し難しい部位の聴診も行います。
こちらでも皆さん、静かに真剣に体の音に耳を傾けていました。

普段なかなか使うことのできない聴診器を手に、さまざまな音を聴くことができたことは、大変印象に残る経験となったようです。
人形への声かけなどのコミュニケーションは、難しいと感じた方が多かったようですが、看護の場面で何気なく行われている患者さんへの工夫や配慮の一端を知り、看護師という仕事への興味が深まったという声も多く寄せられました。

Communication

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