十五夜の頃、一般教養科目の「文学」の時間に『かぐや姫』を勉強しました。まずはビデオで「かぐや姫」を鑑賞し、その後、2 つのことをしました。
 1 つは「かぐや姫」スイーツを考えること。もう 1 つは『その後のかぐや姫』を創作することです。以下に、講義内での人気投票で得票の多かっ作品(幼児教育・保育科 1 年)を紹介します。美味しそうなスイーツができましたので、皆さんも一度作ってみてください。
 また、『その後のかぐや姫』1 位に選ばれた素敵な作品は、秋の夜長に是非とも声に出して読んでみてください。
(担当:三木慰子)

1位: かぐや姫ゼリー
・見た目がカラフルで綺麗。実際に作れそうで、美味しそう。
・色取りがよくて、かぐや姫っぽかった。
・かぐや姫のマジパンも可愛く、イメージにぴったり。
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2位:くりかぐやまんじゅう
・食べたいけど、食べるのがもったいない。
・リアルで美味しそう。
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3位:竹とりクッキー
・クッキーが竹の中に詰められた感じがいい。
・クッキーの中にかぐや姫が描かれていて楽しくなる。

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3位:かぐや姫ケーキ
・物語のキャラクターが沢山いて、とても可愛く、賑やか。
・いちごクリームが好きだから食べたくなった。
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『その後のかぐや姫』
 幼児教育・保育科1年 沖田紀代 さんの作品

 月の都に帰ったかぐや姫は、愛情を込めてここまで育ててくれたおじいさんとおばあさんとの惜別の情にたえることができず、毎日泣いていました。もちろん、かぐや姫との別れにおじいさんとおばあさんも辛く悲しむ毎日でした。しかし、月日が経ち、不思議なことに次第にかぐや姫は脳裏から完全におじいさんとおばあさんのことを忘れてしまいました。同じく、おじいさんとおばあさんの記憶の中にもかぐや姫は存在しなくなりました。けれども、かぐや姫の涙は止まることなく、彼女自身、どうして悲しんでいるのかわからない状態になりました。
 そんなかぐや姫を見て、月の都の女官たちは早く元気の出るようにとある品を用意しました。それは “金の実のなる枝”、“ねずみの皮の金の衣”、“龍の目玉の首飾り” でした。それを見たかぐや姫はびっくり。何故か、その品々を見ると、どこか懐かしく、そして、少しずつ悲しみが薄れ、元気が出てきました。そうです。この品々はおじいさんとおばあさんと暮らしていた頃、婚約を求める人々にかぐや姫が要求したものでした。
 “はっ” とかぐや姫は記憶を取り戻し、この品々をどうやって用意したのか、女官たちに尋ねました。すると、女官の一人が「姫の涙は、着ておられる着物に一粒一粒消えることなく残っておりまして、私ども女官はそれを姫に内緒で大切にとっておきました。その涙の粒を地に埋めると “金の枝” になりました。次に、いくつもの粒を集めて固めると “龍の目玉” のように輝く首飾りになりました。そして、粒を溶かしたものを皮に染み込ませたものが “金の衣” へと変わりました。全て、姫の “大切な人を思いやる美しい心” が作り出した品々であります。」かぐや姫は品々を再び見回し、にっこり微笑みました。
 かぐや姫が月に戻って丸一年、再び、十五夜を迎えようとしていました。おじいさんとおばあさんが縁側に出ると、きらきらと輝く “金の実のなる枝” と “龍の目玉の首飾り” と “ねずみの皮の金の衣” がおいてありました。その品々を見て、おじいさんとおばあさんはかぐや姫のことを思い出し、心から感謝の涙を流しました。

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