大阪青山大学で管理栄養士を目指す健康科学部 健康栄養学科の学生が、学んでいる栄養学の知識や調理技術を活かしてオリジナルの観戦弁当を作りサポーターと一緒にチームを応援する「ガンバ大阪応援弁当」
このプロジェクトで各セクションのリーダーを務める学生らが、日本給食経営学会の「第 12 回日本給食経営学会 学術総会」において、活動の主旨や意義について発表を行いました。
以下にその概要をご紹介します。

学   会 日本給食経営学会
日   時 2016 年 12 月 27 日
会   場 大手前大学 さくら夙川キャンパス
表   題 「ガンバ大阪応援弁当プロジェクト」での取り組み
発 表 者 吉村 智春、小西 麻友、宇高 紗紀、片岡 暁音、道下 亜友美、黒川 朝美、濱田 規子、藤原 政嘉
発表内容 [目的]
本学では、パートナー契約を結んでいるサッカーJ1リーグチームの「ガンバ大阪」との活動の一環として、2011 年度より年一回「ガンバ大阪応援弁当プロジェクト」を継続的に実施している。
「ガンバ大阪応援弁当プロジェクト」は、オリジナルの観戦弁当を作り、ガンバ大阪サポーターと共にチームを応援し、食事を提供する流れを学ぶ目的でスタートした。
このプロジェクトは、給食経営管理論や食品衛生学など管理栄養士として必要とされる学習内容の実践の場となっている。
[方法]
ガンバ大阪の選手とオリジナルの観戦弁当を考案し、調理やパッケージの作成、提供場所のセッティングを学生が担当。
ガンバ大阪のホームスタジアムにてオリジナル観戦弁当 100 食をサポーターに提供する。
[結果と考察]
このプロジェクトは、弁当を調理するのみではなく、選手へのインタビューを行い献立案を作成し、ガンバ大阪の選手やスタッフに対し試食会を実施し、献立やその他の弁当のパッケージ、食品表示、提供の段取りなども決定していく。
提供後は、アンケートをまとめガンバ大阪への報告会を実施している。
この一連の流れで、栄養管理、献立管理、衛生管理、原価管理などの食のマネージメントの実践的な体験を学生はすることが出来る。
3 年次生が中心となり、下級生に対し様々な面で指導しながら進めていくため、3 年次生は将来の管理栄養士の動きも学ぶことが出来たと考えられる。
また、このプロジェクトを通して、ガンバ大阪の選手やスタッフ、サポーターとの関わりを持つことで、多職種との連携の学びの場になったと考えられ、今後も選手やスタッフと協力し、継続していく予定である。

「ガンバ大阪応援弁当」学会発表「ガンバ大阪応援弁当」学会発表
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