10月7日(水)12:20~12:50、学習支援室において、第6回教養ミニ講座「医療安全のお話」が開催されました。講師は健康科学部 看護学科の葛場美那先生です。長く医療現場に従事されていた葛場先生、今回は病院の“リスクマネージャー”がどんなお仕事をしているのか、医療の安全について、具体例に沿ってお話されました。

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参加は、学生は23名、教職員6名。スライドを見ながらお話が始められました。

医療安全管理者(リスクマネージャー)とは、医療施設内の安全管理の仕事をする人のことで、医師、看護師、事務職員など多くの医療従事者が資格をとることができます。(決まった時間、講義や演習を受けて認定をとる必要があります。)医療安全のみならず、安全対策は、緊急時に備えた環境作りをすること、また起こりうる災害を想定し、それらを最小限に食い止めるための対処方法を、その場にいる誰もが身につけていることが必要です。

 

「どこにでもある、コインみたいな丸い金属、何に使うかわかりますか?」

「ヒント、トイレに置いてあります・・・!」

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多くのトイレは、個室の中で倒れた人を、適切にいち早く助けるため、外からかぎが開けられるようになっているそうです。その時用いるのが、この金属なのです。(大きなマイナスのねじのような切り込みに差し込んで開けます。)今回は、ある病院の実際の安全対策を紹介しました。

 

空港など、公共の場所にあるトイレの内側から撮った、かぎの写真をいくつか示され、外から開けることが可能か、検証します。また、緊急時、よじ登って入ることができる隙間があるか、扉は内開きか外開きか、など、様々な角度からそのメリット、デメリットを説明されます。聴講の学生から、「うちのトイレはこのかぎ!」「よじ登る隙間がないわ」など意見も。

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避難訓練など、災害に備えた機会はあっても、実践で発揮できなくては意味がありません。いざという場面に遭遇したとき、落ち着いて迅速に適切な行動をとれるよう、日ごろから危機管理ということを意識すること、共有できる知識をもつこと、そして簡単なノウハウを、実際にやってみて身につけておくことが大切である、ということです。

安全対策は、例えば病院でなら、患者さんだけではなく、そこで働くスタッフも守ってくれる大切なものです。

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葛場先生は、学生の実習先の病院はじめ、あらゆる場所でトイレのかぎや設えを観察されているとのこと。皆さんも、これを機会に緊急時への備えができているか、まずは自宅や、よく利用する公共の場など、普段と異なる視点で観察してみてはいかがでしょうか。

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学習支援室では、様々なテーマで、教養ミニ講座を開催しています。次回予定は決まり次第HPにてお知らせします。https://www.osaka-aoyama.ac.jp/life_career/learning_support/

また、葛場先生は、高大連携事業の一環として、出張講義も行っております。
https://www.osaka-aoyama.ac.jp/society/cooperation/

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